政治茶番が政治革命になりうるか?!

  • 2017.10.01 Sunday
  • 00:42

 

安倍首相の解散は、誰が見ても自己保存のためのものでしかない。その自己欲望を、正当化するために北朝鮮の脅威が疎外設定されて、共同化されているだけだ。軍事戦略もなく、国家安全だなど、政治茶番もいい加減にせいという国民意識は、半数以上はあるはずだ。

他方、前原民進党の解党的決断は、いかに非難・批判されようと、機能停止している民進党が国民へ容認されるはずもない現実感覚にのっとったウルトラCである。

そこへ、わずか10数名での「希望の党」が、希望もなく、「期待」だけで、動きえたのは、いかに他政党に政治資本がないかの現れである。

安倍・対・小池の対立構成が、数日で形成されてしまった。それは、政党に固執する保守と、政党に主要な意味をもはや置かない保守との対立構造で、リベラル派という無能派が、場を喪失していく構図になっている。リベラル派ほど旧態依然の保守はない。保守・革新の構図が、完全解体した。政党の一貫性の規範基準で、希望の党や民進党解体を批判するのは的外れである、それを踏みにじったからこそ、政治資本が発動されている。

 

だが、都民ファーストの場所政治路線が、希望の党の「ナショナル路線」では機能しえない異なる次元を、政治資本として構成しえたとき、この茶番は政治革命となりうる。

媒介に「三都物語」の東京・名古屋・大阪の場所連合が設定されたのは、その1つの政治資本戦術であるが、場所連携の政治構造としての動きをなしえたなら、政治革命になりうる。

安倍政権を終わらせないことには、日本が亡国的状態へ追い込まれるのは必須であることを、国民の半数以上は感知している、その受け皿に希望の党連合が、機能していくかどうかだが、共産党や社民党は、まだ自民党と同じ次元での政党政治での対立構成を、右と左の対立でしている次元から脱出しえていない。自民党補完をなしているのは、同じ土俵上での対立を描く、旧態依然の共産・社民の方である。

希望の党の政策的次元では、二大政党の構図にはなりえない。そこへの不満や不信が、非難・批判として出ているが、ほとんんど本質を見抜けていない的外れだ。政治の裏を暴くことが政治だなど、勘違いも甚だしい。

ただ、本当に情けないのは、日本の政治は、自民も野党も、希望の党も、国民現実に全く対応しえていないという状態にある。政党そのものの限界が露呈している。

 

対立の基本軸は、ナショナル・対・場所、主語制・対・述語制にある。わかりやすくいえば、上からの政治・対・下からの政治である。脱原発を争点にしろという小泉の提言は、ハード・対・ソフトの次元である。それは、媒介的なものでしかない。

国家資本を主語制にするか述語制にするかが、本質的かつ戦略的な対立構図なのだが、認識構造は、まだそこに届いていない。

 

自民が、安倍を入れ替えない限り持たないという認識をとった時から、自民は存続の可能性を持つ。でないと自民からの離党・離脱が、いずれ始まる。

 

政党政治の時代が終焉していることを、政治戦略化しえたものが出て来ない限り、政治閉塞は続く。

政策の名を借りた政党利益確保などは、もう機能しないのだ。なのに、政策争点だなどとおきまりの勘違いが続いている。

 

安倍の存続か、安倍の打倒か、そこにしか争点はない。情けない政治が招いている現実であるが、そこを突破しないと全体主義的な日本瓦解が進行するだけだ。

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