ごまかしから嘘をつく政府に成り下がった安倍政権:安倍自民党の政治資本の劣化が進む

  • 2017.05.28 Sunday
  • 02:11

JUGEMテーマ:興味深い話題・出来事など

たて続く問題に、とうとう、前文部事務次官が、説明用の文書は存在する、官邸主導の歪んだ官僚組織となってきていると、暴露をなした。

内閣人事局を作って、省庁の官僚人事を掌握した愚鈍政治が、次々にボロを出し始め、「ごまかしにごまかし」を重ね、すぐ分かることにおいて、資料・文書は存在しないと逃げてきたが、もうごまかしは、歴然と政府の代行者=官房長官が、「嘘」を平然とつくところにまで堕落してきた。前事務次官が、真実を述べようと嘘を述べよう(嘘をあえて公開主張する必要などないことにおいて真実でしかないことだが)と、そんな事実がどうのに関わりなく、森友学園から加計学園と、明らかに官庁官僚が致し方なく、自らの責任回避がなされる官僚処置をもって、官僚自らが「非利益の利益」を守り続けていることに、ほころびが起きており、官僚体制を守るためには、低次元の政治資本を支え守る、日本国家資本の低下を作り始めていることは、はっきり目に見えてきている。「疑惑」の払拭など全く仕切れていないからだ。ごまかし続けて逃げているだけから、明らかな「嘘」にまで至っているのも、前文部事務次官への人格攻撃をなしていることに露出したものに明白である。「辞めさせられた奴だ」「地位にしがみついた奴だ」と、いう非難の仕方は、出来事それ自体への矛先をはぐらかそうとする姑息な、全く政治資本にもなっていない仕方になってきたからだ。他方、マスコミ次元は、出会い系へ出入りしていたと、関係ない次元で人格非難する。

官僚的処置は、人格などとは全く関係ない。それは別ごとだ、官僚と政府とのあり方の本質問題をずらすなと、切り捨てるぐらいの迫力を持っていないのは、情けない。善意ぶりなどで対処できる問題ではない。日本国家の問題である。

 

官僚資本の低下が起きているのは、安倍政権に楯突くと我が身が危ないという保身が優先されて、もはや非利益の利益を確保する官僚技術が機能しなくなり、「利益の非利益」をもってごまかすという仕方に劣化していることである。「能力」の再生産の仕方に、転倒とほころびが起きている。つまり、能力がなくなってきている現れだ。

それは、国民へ向けた官僚ではなく、低次元政府の機嫌に対応している官僚で、官僚として自らを崩壊させてきているのを示している。

 

他方、安倍自民党の政治資本の私的な独善化に、党自体が不能化し始め、国民の半数以上が政治を信用しなくなっていることの裏返しとして、国民を信用しなくなっている政治横暴を、強行採決でもって、連続的に遂行し始めている。「おごり」ではない、劣化しているから、ずさんな政治を履行している。共謀罪のザル法などは、その典型であるが、テロ対策への不能化の裏がえしである。

テロというほんの一部の犯罪者への対象が成し得ずに、国民総体の監視化、国家権力という無いものを作り出す転倒へ、国家政治が落下したことを意味する。もはや「統治しない統治」の技術を成し得なくなっている現れである。

 

かつては、国政の政治次元と庶民の生活次元は、どこかでアジア的特質として切れており、愚行政治がなされようとも生活にさほどの効果はなかったが、今や「社会」の国家化が進み、愚行政治が直接国民生活に関与して来るようになっている。しかし、文化的に「市民社会」を成熟させる国民のありかたではないため、愚行が愚行のまままかり通る。

国連からの批判も、個人化して、都合の悪いことは、すべて個人のことだ、共同規範のことではないと、私人化して排除する、安倍政権の特徴は、国家ではない、国家をふみにじる、党的独裁の兆候である。

石破による批判も、個人化されて、排除・排斥されていき、自民党の政治良心は喪失され、自己保守の私的利益確保をなす自民党に成り下がっている。

そして、あいも変わらず、野党の攻撃の低次元さには、政治シニフィアンが全く考慮されず、シニフィエ主体へ一義化すれば批判攻撃し得ていると錯認した政治ボケに成り下がっている。

 

こうした政治資本の劣化、官僚資本の劣化は、国家が機能しなくなって落下している政治自体であり、日本だけではない世界動向として出現してきている。

別様の仕方がありうることを、巻き込まれないように作り出していくことでしか、ここは突破できない。

ところが、共謀罪に反対する人たちの言動に見られる一般的な知的(?)認識構造は、国家権力を作り出す認知構造になっているだけで、これでは抵抗力にもならない。国民の側から国家言説の作成を効果するザル法になっていることで、国家配備の効果がなされている。愚行は、それを正統化していく効果を持つのだ。

つまり法の問題ではない、国家配備の根源的な問題である。日本の高度な国家資本に見合う政治になっていないことが、大問題であるのだが、そこは何も問われていない。安倍政権・安倍自民党は、日本を確実にダメにしている。日本の恥である。

 

場所の都議選は、場所の側から、国政でのそこをはっきりと判断させていく、評価になっていくことになろう。果たしてどちらへ転ぶか・・・・・。

 

 

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