やはり、茶番で終わり、政治革命にまで至らずの衆院選挙

  • 2017.10.14 Saturday
  • 04:11

希望の党に可能性を見たのではない。

既成政党に依拠しない、新たな政治のベクトルの動きに、可能性を感じたのだが、

政治革命を起こしうるほどの「政治資本」が、前原にも小池にもなかった。自らの思惑だけで、ただ分裂と野合を生み出しただけの茶番劇となり、安倍自民党の存続を確保させただけに終わりそうである。

野党のだらしなさは、自民党の解体を引き起こすまでに作用させることができなかった。その芽や兆しや必然があるにも関わらずである。日本新党、そして民主党の時は、自民党を揺さぶったから、政界再編、そして政権交代へと動いた。しかし、裏切られた。

今回は、政界再編にまで至らず、野党の離散集合を引き起こしただけである。

安倍政権を存続させる自民党のだらしなさも含めてである。

政治家たちが、ほんとに無能、不能化している現れでしかない。自己利益しか考えていないからだ。

 

改革的な動きが失敗すると、一挙に反動の力が作用する。

カタロニアの独立投票もそうだが、場所政治の政治資本が、まだ言説的にも弱体なのだ。国家資本を組み替えるところまでに至らない。

まさに、日本は亡国的状況へとまっしぐらだ。

日本の高度な文化資本、そして国家資本は、安倍ごときの低次元にはない。それを代わって動かす政治資本がかくも無いのは、主語制様式の言語資本が貫徹した効果である。

個人と組織とが、実際には分断的になっているのに、表層的に癒着している時、個人も組織も生き生きとはしていない。

企業体がもうそうなっている。

官僚体がそうなっている。

大学体がそうなっている。

だが、日本の一人一人が抱えている歴史資本と文化資本の重みや賢さは、そんな社会代行為者に治るものではない。

わたしたち一人一人が、自分の述語言語、述語制文化、述語技術を取り戻して行かないと、国家資本の真の動きにはならない。

それはもう、選挙という国家代行者を選択することにおいてはなされない、ということの現れが今回の選挙実態である。

国家破綻の被害を被るのは国民一人一人である。

政治家に国家を任せておけないとなるとどうしていくべきなのか、そんな歴史段階にきたのだと思う。

 

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