「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と実際には負けた「こんな首相」が日本を壊している:しかし、都民ファーストに新たな政治資本はあるのか?!

  • 2017.07.03 Monday
  • 12:47

 

やはり、国民は見抜いていた、島部の1名をのぞいて、他の都民ファーストは全員が当選(一つの区で2名当選は、選挙の戦術がしっかりしていたということ)。自民大敗は、支配政党として壊滅的であるが、しかし、民主党の時と同じようなことが都民ファに起きないとは言えない。

国民も都民も、「変わってほしい」というのに、代わった政党が実質の何もできない、そのあとは反動がくる、その結果が今の安倍政権の横暴だ。

選挙で勝ったのは、結果ではない、「効果を出せ」という国民からの指示である。それには、新たな政党は、政治資本を高度にして、実質を出さねばならない。小池知事は、条例の多発生産だ、と指示しているが、新たな都民ファーストの議員たちが、小池の意図をどこまで理解し得て、自らの政治資本を形成していけるかである。他の幹部に、そこがあるのか、表象で見ている限りない。

大阪で、橋下の下で維新の会は、大阪次元でそれをなし得たが、国政次元ではなし得ていない、次元の違いをわかっていない政治資本だからだが、民主党・民進党は、そこが全くわかっていないで、都政においても国政においても破綻していった。菅氏は、「革命が起きた」と言いながら、革命がなんであるのか政治的に何もわかっておらず、物事の保守性や既存の慣習の根深さを地道に変えていかねばならないことを怠り、自民党と同じあるいは以下の政治資本で運営したから、落下し、もはや解体寸前へ至っている。原発が爆発したことで、国家政策の根本的な転換を為さねばならなかったのに、スタンドプレーするしかしない民主党であった、あの時民主党の衰退は決定されていた、国家ビジョンもなければ政治資本もないことが露呈したのだ。日本が真に変わらなければならない出来事であったのに。

 

大阪で、そして東京で、場所政治の土台は作り変えられていく。東京都で、民主がしでかしたような失敗はしないでほしいものだが。

それは都市部から、個々の場所へとじんわりと進んでいこうが、ある水準で国政において起こりうるという希望は持ちたい。一時の政党の入れ替わりではない、政治資本の転化と高度化への希望である。

 

安倍政権の下限も上限(トランプ次元での共謀)も、国民は支持していない。問題は、そこを自民党自体が変え得ないことと、野党が変わり得ないという、国政次元での国家資本に届いている政治資本が不在だということだ。安倍政権の権力を糾弾し続けた民進党、などと「権力」認識を誤認しているような民進党が機能するわけがない、そこを国民・都民は見抜いているが、認識へは載せられていない、まだ暗黙知になったままだから、持続しない、政党が領有し得ていない。他者を批判すれば、自分は正当だ、というようなマルクス主義思考の誤りが横行しているままだ。

小池知事は、そこを脱してはいるのだが、だんだんと言動が官僚的になってきている、政治資本がまだ弱いからだ。条例革命の仕方は正しい。だがそれが、実質的な政治資本へと構成しうる力能が都民ファーストにあるようにはまだ見えない。議員たちの個別スキルが強調されているが、それが政治資本となるには、相当の飛躍が要される。政治資本の概念すらまだないであろう。ビジョンや政策綱領を実行できる資本が、政治資本である。政治は自然発生的には形成されない。

 

落選した自民党の候補者が、国政次元での不始末ぶりを非難していたが、都議会運営の自民党の仕方、構造に都民がノーと言った、そこを理解できないから政治資本がない、ということであり、国民たちが加計問題や稲田発言や、いやそれ以上に共謀罪、その前の安保法案の強行採決の国会無視の仕方にノーだと言っていることを理解できていない安倍政権の政治資本のなさを、国民は気づいているということだ。内閣改造をしようが、サミット外交をしようが、もはや茶番でしかない、国政を担えている安倍ではない、私物化し自分に都合のいいことしかしない首相、と知っているのだ。安倍支持している国民でさえ知っていることだ。石破の歯切れの悪い批判では、代わりになれない、明言すべきである、そこがまた政治資本がないから批判断言できない、隠微だと国民は感知する。

 

都民ファーストが、小池が、国政に行くのではないかという、そこに、場所政治の政治資本と国政での政治資本との次元の差異があることが政治資本化されていない、維新がそこで自民追随にしかならないように、わかっていない。幻想の水準が政治遂行される水準が、全く違うのである。

日本の政治が、国民に合うように、国家資本に合うように形成されるには、あまりに未熟すぎる、状況の現れだ。

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